通勤時間を無駄にする人の年収が上がらない3つの理由|自己投資の資産に変える思考法
通勤時間が「無駄」はウソ? あなたの年収が上がらない本当の理由をそっと教えます。
こんにちは!
「あーあ、今日も往復2時間か・・・この時間、本当にもったいないよな・・・」
満員電車に揺られながら、毎日こんなふうにため息をつきたくなる気持ち、すごくよく分かります。僕も会社員時代は、本気でそう思っていました。
世間でも「通勤時間は無駄の象徴」みたいに言われることが多いですよね。
でも、あるときから僕は、「それって、本当かな?」と疑問に思うようになったんです。もしかしたら、私たちは「通勤時間」というものの価値を大きく見誤っているのかもしれない、と。
今回は、多くの人が信じている「通勤時間=無駄」という常識に、ちょっとだけ角度を変えた視点を投げかけてみたいと思います。
この記事を読み終わるころには、あなたのあしたからの通勤が、少しだけ違って見えるようになるかもしれません。
そんなこんなで本題です。
みんなが通勤時間は「コスト」だと思っている
まず、私たちの多くは、通勤時間を「コスト」、つまり何かを得るために支払わなければならない「対価」だと捉えていますよね。
会社に行くために、毎日2時間を支払っている。そんな感覚です。
だから、その時間を「もったいない」と感じるし、できるだけ短くしたいと願う。これは、ごく自然な感情だと思います。
でも、この考え方って、実は私たちをすごく窮屈にさせているんじゃないでしょうか。
だって、自分の意思ではどうにもならない時間に対して、「コスト」だ、「無駄だ」と思い続けるのって結構なストレスですよね。毎日、自分のお金や時間をドブに捨てているような感覚に陥ってしまいます。
発想の転換:「コスト」ではなく「資産」と捉えてみる
ここで、僕が提案したい新しい視点があります。
それは、通勤時間を「コスト」ではなく、「誰にも邪魔されない、自分だけの資産」と捉え直してみることです。
考えてみてください。
会社にいれば、上司や同僚から話しかけられます。
家に帰れば、家族との時間や、やるべき家事があります。
一日のうちで、完全に「自分一人だけ」になれる時間って、実はこの通勤時間くらいしかないという人は意外と多いのではないでしょうか。
上司も、家族も、友達もいない。スマホの通知をオフにしてしまえば、そこはあなただけの聖域です。
もし、毎年1カ月分の「自由な時間」がボーナスとして貰えるとしたら、どうしますか?
実は、1日2時間の通勤時間は、1年で約480時間。これは、丸々20日間に相当します。ほぼ1ヶ月分の労働時間と同じだけの「自由時間」が、あなたには毎年与えられているんです。
これって、すごい「資産」だと思いませんか?
あなたの年収が上がらない、本当の理由
この「資産」をどう使うかが、数年後の自分を大きく変えると僕は考えています。
年収が上がりにくい人は、この資産の価値に気付かず、無意識のうちに浪費してしまっているのかもしれません。
1. 「チリツモ」の威力を知らない
「毎日たった30分、何かを学んだって、大して変わらないでしょ?」
そう思う気持ちも分かります。でも、これって「チリも積もれば山となる」の典型例なんです。
例えば、毎日30分、英語のポッドキャストを聴くとします。1週間で3.5時間、1カ月で約15時間、1年で180時間です。
180時間もあれば、海外ドラマを字幕なしで楽しめるようになったり、簡単なビジネスメールが書けるようになったり、十分な変化が期待できます。
それはまるで、毎日コップに一滴ずつ水を垂らすようなものです。
一滴では何も変わりません。でも、一年後には、コップは水で満たされている。この「チリツモ」の威力を信じられるかどうかが、最初の分かれ道です。
2. 脳の「おやつ」ばかり食べている
私たちの脳も、体と同じで、食べたものでつくられます。
通勤中に、目的もなくSNSを眺めたり、スマホゲームをしたりするのは、脳にとって「ジャンクフード」や「おやつ」のようなものです。美味しくて、手軽で、楽しい。でも、そればかり食べていると、脳は栄養失調になってしまいます。
一方で、少し頭を使うようなオーディオブックを聴いたり、新しい知識に触れたりするのは脳にとっての「栄養バランスの取れた食事」です。
もちろん、毎日ご馳走を食べる必要はありません。時にはおやつも必要です。
でも、毎日の食事がおやつだけだったら…? ちょっと心配になりますよね。
3. 「頑張る」ハードルを上げすぎている
「よし、通勤時間に勉強するぞ!」と意気込んで、分厚い専門書を買ってみたものの、満員電車で開く気力も起きず、三日坊主で終わってしまった・・・。
こんな経験ありませんか? 僕はあります(笑)。
多くの人は、「学ぶ」ということのハードルを、無意識に高く設定しすぎているのかもしれません。
満員電車で本を読むのはかなりの苦行です。
でも、イヤホンを耳に入れて、好きなテーマのオーディオブックを聴くだけならどうでしょう?
これなら、満員電車の中でも目を閉じたままでもできます。
「頑張って勉強する」のではなく、「好きなラジオを聴く」くらいの気軽さ。この「ゆるさ」が、継続のコツだったりします。
とはいえ、疲れている日は何もしなくていい
ここまでいろいろと書いてきましたが、もちろん、僕だって毎日何かをインプットしているわけではありません。
仕事でヘトヘトに疲れた日や、どうしても気分が乗らない日は、ぼーっと音楽を聴くだけのときもあります。それでいいんです。というか、それが普通です。
毎日ストイックに頑張り続けるなんて、ほとんどの人には不可能です。
大事なのは、「100か0か」で考えないこと。
「毎日頑張るぞ!」ではなく、「週に2日くらい何か聴けたらラッキーかな」くらいの気持ちでいるほうが、結果的に長続きしたりします。
自分を追い詰めないこと。これが一番大事です。
というわけで:あなたの通勤は、未来の自分への「仕送り」
さて、まとめです。
通勤時間が「無駄」かどうかは、あなたの「捉え方」次第です。
「会社に奪われるコスト」と捉えれば、それは毎日あなたを苦しめるストレスの原因になります。
でも、「誰にも邪魔されない、自分だけの資産」と捉えれば、それは未来のあなたを豊かにする、最高の自己投資時間になります。
通勤時間に何かを学ぶことは、未来の自分への「仕送り」のようなものだと、僕は思っています。
きょうの30分が、1年後の自分を、5年後の自分を、ちょっとだけ助けてくれるかもしれない。
そう考えると、満員電車での時間も、少しだけ愛おしく思えてきませんか?
まずは、週に一度、15分だけ。何か新しいことを「聴いて」みることから、始めてみてはいかがでしょうか。
では、また!