【声優ファン必見】耳が幸せすぎる・・・人気声優が朗読するAudible名作リスト
こんにちは!
好きなアニメや映画のキャラクターについて、「このキャラクターがこんなに魅力的なのは、絶対にこの声だからだ!」と、心をつかまれた経験はありませんか?
キャラクターの魂は、声優さんの声に宿る。僕は本気でそう思っています。
もし、その大好きな声で何時間もぶっ通しで、一つの物語の世界にどっぷりと浸れるとしたら・・・。
考えただけで、ちょっとワクワクしてきませんか?
今回は、そんな「声」に魅了された全てのファンに向けて、新しい本の楽しみ方を提案したいと思います。テーマは、人気声優が朗読するAudibleの名作たちです。
そんなこんなで本題です。
「朗読者で本を選ぶ」という新しい扉
普通、私たちが本を選ぶときって、「著者」や「ジャンル」「あらすじ」で選びますよね。本屋さんに行っても、図書館に行っても、それが当たり前の分類です。
でも、私たちファンにとっては、「誰が読んでいるか」が、何よりも重要な判断基準になり得るんです。
「〇〇さん(好きな声優)が朗読しているなら聴いてみようかな」
そんな、「ジャケ買い」ならぬ「声買い」。それって、すごく素敵な本との出会い方だと思いませんか?
普段なら手に取らないようなジャンルの本でも、好きな声がナビゲーターになってくれるなら、案外すんなりとその世界に入っていけたりします。
それは、本を「読む」という行為を超えた、一つの「パフォーマンス」を体験する、ということなのかもしれません。
耳が幸せすぎる・・・人気声優の朗読名作リスト
お待たせしました。ここからは、人気声優が実際に朗読されているAudible作品の中から、特におすすめしたいものを厳選してご紹介します。
彼ら彼女らの声が、物語にどんな魔法をかけるのか。ぜひ、想像しながら読んでみてください。
1. 花澤香菜 × 『言の葉の庭』(新海誠)
『化物語』の千石撫子や『鬼滅の刃』の甘露寺蜜璃など、数多くのヒロインを演じてきた花澤香菜さん。その透明感あふれる声は、どこか儚げで、聴く人の心を魅了します。
そんな彼女が朗読するのが、新海誠監督の『言の葉の庭』。雨の日の庭園で出会う男女の繊細な心の交流を描いた物語です。
花澤さんの声が、雨の匂いや登場人物たちの揺れ動く感情を驚くほど鮮やかに描き出します。特に、少し年上の女性、雪野の内に秘めた寂しさや優しさを表現する声色はまさに圧巻。聴き終えた後には、一本の美しい映画を観たかのような深い余韻に包まれるはずです。
2. 木村良平 × 『六人の嘘つきな大学生』(浅倉秋成)
『ハイキュー!!』の木兎光太郎や『黒子のバスケ』の黄瀬涼太など、多彩なキャラクターを演じ分ける実力派、木村良平さん。
彼が朗読するのが、就職活動を舞台にした傑作ミステリー『六人の嘘つきな大学生』です。最終選考に残った6人の学生たちが、互いの「嘘」を暴き合う息もつかせぬ心理戦が繰り広げられます。
木村さんの朗読は、冷静な語り口の中に各キャラクターの焦りや葛藤を巧みに織り交ぜており、聴いているこちらも手に汗握ります。特に、男女問わず6人全員のキャラクターを一人で演じ分けるその技術は、まさに「声の職人」。物語の謎解きと声の演技、その両方を存分に楽しめる一冊です。
3. 神谷浩史 × 『化物語』(西尾維新)
『〈物語〉シリーズ』の阿良々木暦や『進撃の巨人』のリヴァイなど、唯一無二の存在感を放つ神谷浩史さん。
彼が朗読する『化物語』は、ファンにとってはまさに「待望の一冊」と言えるでしょう。アニメ版でも同役を演じた神谷さんの声で、あの膨大なモノローグと、独特な言葉遊びが繰り広げられるのです。
アニメとはまた違う、地の文としての淡々とした語り。そこから一転、セリフになった瞬間にキャラクターが憑依する鮮やかさ。西尾維新の言葉のリズムと神谷さんの声の相性は、もはや芸術の域。この作品の魅力を、最も深く味わえる方法かもしれません。
4. 悠木碧 × 『麦本三歩の好きなもの』(住野よる)
『薬屋のひとりごと』の猫猫や『僕のヒーローアカデミア』の蛙吹梅雨で知られ、その圧倒的な表現力で常に私たちを驚かせてくれる悠木碧さん。
彼女が朗読するのは、住野よるの『麦本三歩の好きなもの』です。大学の図書館で働く麦本三歩の、何気ないけれど愛おしい日常が描かれています。
悠木さんの、明るく、そしてどこかマイペースな声が主人公の三歩のキャラクターにぴったり。彼女の声で「好きなもの」が語られるたびに、聴いているこちらもなんだか幸せな気持ちになってきます。「頑張りすぎない普通の日々」を、最高に魅力的に感じさせてくれる。そんな心温まる朗読体験が待っています。
5. 櫻井孝宏 × 『墨のゆらめき』(三浦しをん)
『鬼滅の刃』の冨岡義勇や『呪術廻戦』の夏油傑など、クールで知的な役柄を多く演じる櫻井孝宏さん。その落ち着いた声は、聴く人に深い安心感と信頼感を与えます。
彼が朗読するのは、直木賞作家の三浦しをんがAudibleのために書き下ろしたオリジナル小説『墨のゆらめき』。ホテルのコンシェルジュと、気難しい老作家の交流を描いた物語です。
櫻井さんの穏やかで知的な声が、ホテルの上品な雰囲気と登場人物たちの静かな心の交流を見事に表現しています。派手さはありませんが、じっくりと物語の世界に浸りたい。そんな夜にぜひ聴いてほしい一冊です。
とはいえ、新しいジャンルへの挑戦でもある
ここまで読んで、「でも、普段このジャンルは読まないしな・・・」と感じた方もいるかもしれません。
そうなんです。好きな声優さんが、必ずしも自分の好きなジャンルの本を読んでいるとは限りませんよね。
でも、それって、新しいジャンルの本に手を出す最高のきっかけになると思いませんか?
「〇〇さん(好きな声優)が読んでるならちょっとだけ聴いてみようかな」
その小さな好奇心が、思いがけず「一生モノの作品」との出会いにつながるかもしれない。それもまた、「声買い」の醍醐味なんです。
というわけで:あなたの「耳」は最高のナビゲーター
本を探す方法は一つじゃありません。
著者で選ぶ。ジャンルで選ぶ。そして「声」で選ぶ。
あなたの「耳」は、あなたをまだ見ぬ物語の世界へ連れて行ってくれる最高のナビゲーターになってくれるかもしれません。
好きな声が、あなたの日常をもっと豊かに、もっと楽しくしてくれる。
ぜひ、Audibleで「朗読者名」を検索して、「声で選ぶ」という新しい本探しの旅に出てみてくださいね。
では、また!