【夜の癒やし】寝る前に聴きたいAudible小説5選|優しい声のナレーター特集
こんにちは!
仕事で頭も心もクタクタ。ベッドに入っても、なぜか目が冴えてしまって、なかなか寝つけない夜。
あなたにも、そんな夜がありませんか?
ストレッチをしてみたり、深呼吸をしてみたり。いろいろ試すけど、焦れば焦るほど眠りは遠ざかっていく・・・。すごくよく分かります、その気持ち。
眠れないとき、よく「難しい本を読むと眠くなる」なんて言いますよね。
でも、それって本当なんでしょうか?
僕の場合、逆に考え込んじゃって、余計に頭が働いてしまうことがほとんどでした(笑)。
もしかしたら、大事なのは「何を聴くか」よりも「誰の声で聴くか」なのかもしれない。僕は最近、そう思うようになりました。
今回は、そんな眠れない夜に優しく寄り添ってくれる穏やかな物語と、特に「声」が素敵なナレーターさんを特集した、とっておきのAudible作品を5個、ご紹介したいと思います。
この記事を読み終えるころには、あなたの今夜のお供が、きっと見つかっているはずです。
そんなこんなで本題です。
なぜ「声」が重要なのか
本題に入る前に、少しだけ。なぜ僕がこんなにも「声」にこだわるのか、というお話をさせてください。
声には不思議な力がありますよね。
同じ「お疲れさま」という言葉でも、言い方一つで、心が温かくなったり、逆に冷たくなったりします。
それは、声のトーンやリズム、響きの中に、言葉以上の「感情」や「温度」が乗っているからです。
眠れない夜に必要なのは、頭を働かせるための「情報」ではありません。
心を落ち着かせてくれる、優しい「温度」なんです。
だから、ナレーターさんの声は、作品選びにおいてものすごく重要な要素だと私は考えています。
心を穏やかにするAudible小説5選
お待たせしました。ここからは、僕が実際に聴いて「これは癒やされる」と感じた作品を、おすすめのポイントと共にご紹介します。
(※ご紹介する作品は一例です。実際のラインナップは変更されることがありますので、ご了承ください。)
1. 『夜は短し歩けよ乙女』 – 森見登美彦
少し不思議で、奇妙で、それでいて最高にハッピーな物語。難しいことを考えずに、ただ物語のユニークな世界観に身を委ねたい夜にぴったりです。ナレーションも、作品の雰囲気に合わせて、少し軽快で聴いていると自然と口元がゆるんでしまいます。
2. 『コンビニ人間』 – 村田沙耶香
「普通」とは何かを問いかける、少しユニークな視点の物語。主人公の淡々とした日常が、不思議な心地よさを生み出します。ナレーターの声も、主人公のキャラクターに合わせて、感情を抑えたフラットなトーン。これが逆に、聴き手の想像力をかき立てます。
3. 『そして、バトンは渡された』 – 瀬尾まいこ
複雑な家庭環境で育った主人公の物語ですが、読後感(聴後感)は、この上なく爽やかで温かいです。ナレーションも、主人公の持つ素直さや、人を信じる強さが表れているような、明るく澄んだ声です。
4. 『ツバキ文具店』 – 小川糸
鎌倉を舞台に、手紙の代書屋を営む女性の物語。穏やかな日常と、そこに紡がれる人々の想いが丁寧に描かれます。ナレーターの丁寧で落ち着いた語りは、まるで主人公と一緒に縁側で日なたぼっこをしているような、穏やかな気持ちにさせてくれます。
5. 『マチネの終わりに』 – 平野啓一郎
東京、パリ、ニューヨークを舞台に、天才ギタリストと国際ジャーナリストの6年間にわたる恋を描いた大人のための恋愛小説。男女2名のナレーターによる掛け合いが、物語にしっとりとした深みを与えています。静かな夜に、美しい言葉の世界に浸りたいあなたへ。
とはいえ、声の好みは人それぞれ
ここまで、僕のおすすめを5作品、紹介させていただきました。
でも、もちろん、声の好みは人それぞれですよね。僕が「癒やされる」と感じる声が、あなたにとってもそうとは限りません。
だから、大事なのは、気になる作品を見つけたら一度聴いてみることです。
「この人の声、好きかも」
その直感を、ぜひ大切にしてください。あなたにとっての最高の癒やしは、あなた自身の「心地いい」という感覚の中にしか、答えがないからです。
というわけで:今夜のお供、探してみませんか?
眠れない夜は、孤独で、不安な気持ちになりがちです。
そんなとき、耳元で優しく語りかけてくれる物語があれば、その夜はもう孤独な夜ではなくなります。
良い物語と、心地よい声が、あなたの心をふわりと軽くして、穏やかな眠りの世界へといざなってくれますように。
ぜひ、あなただけの最高のお供を、探してみてくださいね。
では、また!